不徳のいたすところです/
瀬崎 虎彦
揮発性の高いエチカ
不文律が陽を遮ると
最後には人柄で勝負
僕がもっとも不得意とすることじゃないか
曇りガラス越しにカラス
硬い羽を打ちつけて
絶望する暇があれば希望せよという
僕の不徳のいたすところです
「敏捷に体勢を立て直せ
これが全てではないと理解し
今あるものに満足せよ」
「最高ではないかもしれないが
最低ではないこともまた真なり
大丈夫 君はまだ戦える」
戻る
編
削
Point
(5)