みゆき/涙(ルイ)
カーテン締め切って 明かりもひとつにして
聴いていたわみゆきの歌を
今日も一日働きました
気持ちをどこかに置き去りにして
最近はめったに泣かない代わりに
思い切り笑うことも少なくなってきました
一体 この虚しさはなんなのでしょう
誰といてもどこにいても
淋しさが募るばかりなのです
自分より不幸な人を探してしまいます
彼氏できたって友達の幸せを
素直に喜べなくなってしまいました
世の中の人みんな正しくて
自分ひとりまったく間違っているような
ひとり浮いているようで不安でたまらないのです
家族を あたしについて考えれば考えるほど
愛された記憶の薄いことだけが
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)