みゆき/涙(ルイ)
 
カーテン締め切って 明かりもひとつにして
聴いていたわみゆきの歌を
今日も一日働きました
気持ちをどこかに置き去りにして
最近はめったに泣かない代わりに
思い切り笑うことも少なくなってきました


一体 この虚しさはなんなのでしょう
誰といてもどこにいても
淋しさが募るばかりなのです
自分より不幸な人を探してしまいます
彼氏できたって友達の幸せを
素直に喜べなくなってしまいました
世の中の人みんな正しくて
自分ひとりまったく間違っているような
ひとり浮いているようで不安でたまらないのです
家族を あたしについて考えれば考えるほど
愛された記憶の薄いことだけが

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