詩との契約/カナシミルク
世の限りにおいて
たとえこの身を呪えども如何に他者を呪うことなどできようか
永遠の屹立 その美しさよ
愛はただそこにあるもの
その眼差しの重さよ 疑う由もなく
この身がやかれ灰になったとしても忘れることもなし
しかし知ることの善悪の彼岸のうちに別れの季節も訪れよう
それでも短い我が身の一生の役割となれば
孤独にも耐えうると云うもの
称えるべきは未来の子等
あぁわたしは子と云ったのか
いつか思い描いたわたしの子はもう名前を忘れてしまった
神の雷のうちに砕かれたわたしの子
わたしのうちに永遠はない
しかし何を悲観することがあるものか
たとえ他人の子と言えど
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