駅前で/
番田
僕は何にもなかった
ポケットにはなけなしのティッシュペーパー
いくつかのコインたちの軽み
電波のすでに立たなくなった携帯電話
君を 僕は考えていた
いとしい白さの 君の
目がいとしい 君の
君としての、言葉がいとしい
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