11月のボーイズラブ特集/済谷川蛍
 
 コップをガンと置いて財布から千円札を2枚取り出しテーブルに置いて店を飛び出す。肌が割れるような冷たさ。
 うらさびしい山の上の生活。
 友達よ、どこにキミはいる。僕には待つことしかできない。永遠に待ち続けている。友達よ、時間が過ぎていく。もう、僕も若くない。寂しい…。寂しい…。友達よ、死ぬまでキミを待ち続ける。風になって、無に還るまで。だけど、友達よ。僕は、身体があるうちにキミを抱きしめたい。いつか逢おう、友達よ。

 とこんなこと書いてるから明日も講義に遅れる。
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