ロビンソンの家/初代ドリンク嬢
は
空を見上げた
けど
違う世界
秋
ロビンソンは
写真を手に取った
そして
心は遠く
冬
ロビンソンは
ちょっとステップを踏んだ
もちろん
誰かと手をつないで
春
ロビンソンは
畑を耕した
深く穴を掘って何かを育てたかった
ぼくは近道をしなくなった
庭には
おばちゃんの植えたバラの木が生きていた
誰も住まなくなった家は
ロビンソンの家になった
きっと
ずっと前から
ロビンソンの家だった
タイトルは映画「ロビンソンの庭」から勝手に借りました
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