散歩/番田 
 

白い一瞬は
微かなる波紋
ひとつとしての面にされてから
水でいたのは 自分自身として
サックスのささやきの色に

空に 水滴の脇を
部屋へと 夢にいたのだ 僕は
触れる木の葉のコンビニに
池にさせられて 手を

口にしようとも チョコレートの感覚は ただ
触覚を表すこともなく
つばの味に 夕暮れとなっていった

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