きみがいてくれること/山桜
やさしく育った飴玉は
きみの笑顔に似てました
薄ぼんやりのはっかの味に
はらりはらりと花が舞う
いつも支えてくれたその先に
きみの言葉がありました
これでわたしは生きていける
そんなことを思いました
きみがいなくてはもう生きていけない
そんなことを思っているのだけれど
煉獄のなかの暗闇に
きみの存在がありました
もういちどわたしのために歌を送り返してほしい
わたしの髪もわたしの指もそれを求めている
暗闇にほんのりと光がみえるような
そんな日々のなかにいる
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