湖のように豊かな、浦歌無子さんの詩集 『耳の中の湖』/イダヅカマコト
 
の違う金魚の名前は、その金魚の赤や黒を思い浮かべることによって、水の中にいるはずなのに本当に火花に見えてくるから不思議です。

浦歌無子さんの詩は本当にたくさんのイメージがこめられていて、一行一行で深読みさせてくれます。

そして深読みなんかしなくても、一つひとつの単語が、どういうものかなと思い浮かべるだけで、遠い世界に連れて行ってくれます。

いい詩集です。そしていい詩人です。

---------------
浦歌無子詩集『耳のなかの湖』(みみのなかのみずうみ)[4781401980]
http://furansudo.ocnk.net/product/1516





戻る   Point(1)