ウツ対強迫/
森の猫
センチ背の高い娘からの
一撃はきく
手の跡が背中に赤くつく
ののしりあいは
いつしか 涙に
ふたりで 泣きあっていた
しばし お互いの部屋にこもる
冷静をとりもどしたあたしは
娘に言い過ぎたとあやまる
ごめん・・・
あたしも・・痛かった?
泣いたらすっきりした
と 娘
こんな日々を繰り返し
欝のハハと強迫神経症の娘は
絆を深めるのであった
お互いが
しっかりと立てるまで・・・
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