きみが名づけるにいたったもの/
こもん
きみが
名づけるにいたったもの、反
宿命の、それ
は
繰り返すことができないもののはず
だった、それでも車輪は回る、夜
に、人知れず
帰郷した、きみを運んでいる
もの、それも
また帰郷した、きみの
数えることができない
死を、車輪が回るたびに
繰り返すために、
きみの死を繰り返すために、きみの
死を
繰り返すために、きみの
死を繰り返す
ために、きみの死を繰り、
返すために、きみの
死を、車輪が回るたびに、繰り返す
ために、
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