苦しみはナショナルホット・カーペットへ/
番田
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携えた
ヒレだろう 永久もなく生きて行けたなら
何か幸福として赤色に
仰ぐ、を知覚することと
僕は 消えていくらしいので
夕暮れの年末のトンボに
嘘として何匹も散らばっていく
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