輪舞?ロンド?あるいは回旋/近衛天涯
『そこに
輝くばかりの朱い実がひとつ
誘うように成っていた。
女はそれを片手でもぎ取り
甘い香りを
鼻腔にくぐらせると、
唇を湿らせ
うっとりと微笑んだ。』
地の底で 輪舞(ロンド)
天空では 断罪
心踊り 宙に浮かぶ
今宵
地の底で 輪舞
天空では 断罪
未来
永劫の誓いを 胸に
後生
消えぬ傷痕を 刻め
地の底で 輪舞
天空では 断罪
今宵
時空軸のくびきは引きつり
総べてが思うがままに
操られるだろう
今宵
地の底で
天空で
輪舞/断罪/未来/永劫
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