カミングアウト/……とある蛙
最近詩を書いていることを女房に嗅ぎつけられていると感じてきた。
この間もDSIでログなんかチェックしていて、女房が部屋に入る直前あわててDSIの電源を落としたりした。
女房曰く「なにこそこそやっているの?」「俳句でも始めたの?」と
まぁ亭主が何か書くとしても俳句のほうがお似合いだと女房は考えている。ガラという奴だ。
このまま隠しているのもしんどくなってきたので、仕方なく
「しぃ書いてるのよ」
「何そのCっていうの?」
「Cじゃないよ。詩だよ、ポエム」
「ぎゃははっ、ぎゃはっはっ、う〜(涙目で)
詩だってぇ。あっはっはっ、ルビ(黒猫)どうしよう。 ひっひ っ」
猫に向かって何言
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