とけるまで/yoyo
 
夏でもないのに
帰り道
アップルシャーベットを
ほおばりながら
ちゃりんここいで

すってんころりん

あっちゃもこっちゃも
傷だらけ
青たんできて
アイスはとけて

どろどろぐっしゃり

知らないおじさん
助けてくれて
ちゃりんこひきあげ
荷物をひろって

ありがとうござます

ってういう頃は
どっかにいってしまていて
痛みが増して
夜中の路地裏

見果てぬ夢と
刹那の欲と
現実ばかりは厳しくて
とけていくこと

祈っています

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