カミサマ/捨て彦
 
どこにでもいた。その頃はカミサマを見つけるのが、とても簡単だった。僕たちは町にさえでれば、カミサマを見つけることができたんだ。
音楽だってそうさ。1980年代にはカミサマが沢山いた。フリクション、スターリン、INU、突然段ボール、P−MODEL、ヒカシュー、プラスティックス、じゃがたら、ローザルクセンブルク、ルースターズ、頭脳警察、裸のラリーズ、アナーキー、RCサクセション、あぶらだこ、ばちかぶり、ニューエストモデル、BOWY、バービーボーイズ、ブルーハーツ、レベッカ、ヤプーズ… 超適当、思いついただけ、1990年代にだって、小室哲哉が象徴的な社会現象だった。ビジュアルロックは最盛期で、エックス
[次のページ]
戻る   Point(2)