がれきの交錯?/《81》柴田望
 
っ黒な瓦礫の価値は次の騒ぎがはじまるまでの子どもたちは瓦礫が好きだ騒がしい時間を
快晴いつからいないわずかな猶予のビルを建てる人の廃墟と呼ぶ
ちょっと目を離した隙に子どもたちは瓦礫が好きだラジオは瓦礫の季節に廃墟と呼ぶ瓦礫や廃墟が生きる

冷ややかなわれわれの中にいた小さな人が知らぬ間に丸焦げになった快晴をラジオは受信した
ある日突然現れて瓦礫をつくる目的でわずかな猶予といっしゅんの鎮けさ
あらすじは価値のつねにわずかな猶予に瓦礫の季節を完璧にする暇はぜんぶ壊れている
価値って壊れる街は真っ黒な瓦礫から土台を完璧にする暇と土台を完璧にする暇はそれで長いこと食べてきた
祈りのように瓦礫の棲む空間のあらすじがわかるラジオは受信した鎮まる無数に瓦礫をつくる目的
ちょっと手が離れたとたんぜんぶ壊れているいっしゅんのうちに
戻る   Point(4)