いつだってもとめている/あぐり
 
{引用=

はんでいるさいちゅう
わたし、どうしてもとめているのかしらっておもった
おなかがすくからって
はんでいるさいちゅう
ねぇどうしてこんなにもあごをうごかさなきゃいけないのかしらってきづいた

だってまるで家畜よ
与えられたものではないけれど
(取捨選択さえもオートマ)
うすく滴る野菜たちを かり かり と
そうして水を飲もうとしたとき
わたしは鏡に映った右目を見るようなきもちになった
なったのです

<おそうじをしました、おかたづけをしました、せんたっきをまわして、しょっきをあらって、ころもがえをすませて、かーてんをくくったらまどをあけてへやいっぱいにうろ
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