朽ち葉/月乃助
{引用=
約束したのに
やっぱりあなたが
来ない日は、
ばかな女でいることが、
ひどくつらいから… 》》》》》
さびしい秋色の街に
つよがって つくりわらいを
のぼらせる
人でいるのが、
おかしくて わたしは、
あなたの お気に入りの服のまま、
一枚の朽ち葉になっていました
似合いもしない ワンピース
わかっているのに
ひとり 【I】
しんなりと 葉先をまるめ
心を紅に染めあげては、
肌に触れる風に 唇をかみしめた
ひきとめるのは
あなたへの想いなのですね
それ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(8)