夏空におもう/空都
 
僕らの見上げた空はあまりにも青くて

隣の君は笑うように目を細めた

胸をすくようなこの空をいつか思い出すのだろう


入道雲浮かぶ空の下

走り出した君を見ていたら

あの日の僕らの声が聞こえた

僕らの真上の太陽の軌跡はいつも同じだけれど

この夏のように変わりゆくものもあるんだ



いつか思うのだ

もう一度戻りたい

あの夏の日を



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