思い出/ナガシー
 
映画の半券

君と初めて行った思い出の場所

映画が終わり外に出るともう夜になっていた

星が見える

そして君の横顔

君の手をとり

寒いけど二人肩を寄せ合いながら

心だけが温かくして歩いてく



閉まったお店

昼間の風景とは違う

今は僕と君と二人だけ

台場は海風が心地よく二人の間を流れていく

観覧車に乗りたいが時間切れ

今は夜景に映える

大きな時計二人の時間を刻んでいく

ゆっくりと流れる砂時計のように


君は覚えているかな

僕はなんだか薄くなり思い起こせない




僕は今でも君のことが


好きだ 愛している

だけどさようなら・・・・・・

戻る   Point(1)