夜明けのケッシン/笠原 ちひろ
 
諸行無常のユメのなか
生病老死がコワくてコワくて

抱えきれなくなって
だからヨッパラって
また酒カックラって

そのうち酔えなくなって
こんなとこまできた

(どしよもなくて来たんだけれど
しようがないなと思いはすれど
どうなっちゃうのとびびったね)

こんなとこだと思っていたら
世界の果てだと思っていたら


ヒゲのおにーちゃんに

目を醒ませば
夢は夢でしかないのだと
教えて貰った


鐘がりんごんよい知らせ

ユメがユメなら楽しい夢を
ユメがユメならひとにやさしく



モノガタリは書き換えられ、トビラが開かれるかもしれないので


わたしはもう酩酊すンのはやめる

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