かなでること/
こむ
ひびきわたるときは
とてもとても ひろびろとしたところに
ただ ほうりなげるように
ひびきわたれ
さかいめのうちがわだけで
なりひびくときは
ふかくふかく くらいところまで
ふるわせろ
どこにもとどかないときは
ほのあたたかく
わたしの やみのなかで
ともしびと なれ
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