かなでること/こむ
 

ひびきわたるときは
とてもとても ひろびろとしたところに
ただ ほうりなげるように
ひびきわたれ

さかいめのうちがわだけで
なりひびくときは
ふかくふかく くらいところまで
ふるわせろ

どこにもとどかないときは
ほのあたたかく
わたしの やみのなかで
ともしびと なれ
戻る   Point(2)