賛 歌/るか
 
                    満たされるべき血は
                    たしかに あるので
                    ある
                    
     
                    鳥たちが 言祝ぐ声がきこえないか
                    草木が 囁きかわす
                    不滅の願いが
                    それは おまえにひらかれた
                    無上の、血と汚辱に塗れた道を
                    かざる自然の激励であるから
                    

                    目が覚めたなら その道をゆけ
                    どこまでも遠く
                    どこまでも 遠くへ






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