秋の雨はどこ/吉岡ペペロ
 
煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ


風のうわさ、本当にあるんだな

秋の雨はどこ、

肌にあたる、

アスファルトが湿る、

永遠の愛なんて、

野暮だよな、思い出してみても


煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ
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