じんせい/月山一天
 

おおきなみずいろのそらを
とんでいるとりはじつは「か」で、
じんせいこんなもんだと
しんみりおもうのです。

きみがとっぴょうしもなく
かたをポンポンするから、
なきそうになります。
てれるからかたもんでよなんて
いってせをむけるぼくの
かたを
はなうたなんかうたって
いたいくらいもむから

たまにはこいつに
かたをかそうとおもうのです。

つらくてかおがゆがむけど
じんせいこんなもんだと
しんみりおもうのです。



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