遊星/
霜天
傾いている
夕暮れの
その先の方向
赤と紫と緑と、繋がるグレイ
浮かんでいる遊星は、名前はどこへ行っただろう
呼べば振り向いて、半円描いて落ちていく
だろうか
きらめくそれは、久しぶり
騒音の雑踏のビルの影
すっかりと馴染んで
僕のこの先の足取りと
一致していればいい
夕暮れの時間の流れの方向へ
回転している、遊星
ゆらりくらり
傾いて
とりあえず
君の名を呼ぶ
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