TBEHRYKT!/竜門勇気
 
ギリギリ他人が
言ってる健常のルール
リストカットしても
死なない程度は普通

知ってんだ
僕は君の傷のこと
ほんとはいつも
もう駄目なんだろ
世界の終わりが
毎日つきまとってる
その背中を見てる僕も
いつも終わってる
時は
速くも遅くもない
遠くで届くもない
そこらの音が聴こえて気づくだけ

誰かのための
歓声が頭の中で鳴るツール
浮ついてる天井に投げてるビジョンが暗い
首吊りの間際まで
なにか消費してれば社会人

気になってんだ
他人になれる距離
離れても関わってる
近づいてもうまく喋れなくなる
眠たくなくもないや
この辺だけ
どうし
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