鎮魂歌/HEDWIG
 
短命な其れ
地面に亡骸
目を背ける

さぁ 出鱈目に唄えよ 
今宵今晩限りの宴(パーティー)ならば
あらん限り 唄えよ

俺は耳を澄ますから

冷酷なる彼れ
水面に死顔
文字を操(く)る

七日後まで叫べよ
一過性の雨台風でないならば
あらん限り 叫べよ

かますは他人の素振り


夕方に忘れ去られた感情
ただ それだけの存在なのだろう?
真夜中まで冷やされた動揺
ただ それだけなら白濁を見せるな


短命な其れ
墜ちる亡骸
影に自己投影

さぁ 出鱈目に唄えよ
今宵今晩限りの鎮魂歌
さぁ 出鱈目に唄えよ
その小さな身がぶち壊れるまで

唄え

叫べ
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