幻想ここわ/
さわ田マヨネ
日焼けしたノートを化粧水に浮かべたら
ゆっくりとしずみまして
鉛筆がしみこみケシゴムでは消せなくなっていた
輪郭だけが浮かんでいる
二年ぶりに再会した人の印象は違っていて
化粧が変わったんだと思う
目力をもてあましながら
それをくろくかこっていた
蛍光ペンで塗りつぶすように教科書にひいたアンダーラインのまぶしさで
裏のページの重要さをまもれなかったこと
ちゃんと消せているのは強さだというが
浮かばれず散っていく模様をみていた
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