休日。/狠志
今日の僕に僕は出会わず、明日に向かおうとしていた。
目を覚ましても、布団から出ずに。目を明けないから、眼鏡もせずに。
締め切ったカーテンで、何時かは詳しくは判らなくて。静かな部屋はそれを助長した。
そして、何度目かの夢に溺れた。
夜の何時かにシャワーを浴びた。伸びた髭をそり落とした。
眠る前に綺麗にするのは、朝に死んだことを予想したせいか。
今日の僕を見ずに、明日になった。昨日の僕はどこに行ったんでしょうか。
きっと、とても美しい星空でも見に行ったんではないでしょうか。
そんなことを言う僕は、明日の僕でしょうか。
お休み。ぼく。
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