女の子、のグラウンド/番田 
 
鉄柵の中には日々が誰のものでもない 保健室を通過したのは陸上部員のガラスの瓶を消毒液の向こうが 溶け出されたものの外に出て 手が窓からグラウンドの初夏のわりには 張られたまだ円形の少し靄がかかって手からトラックインターバル競争をする中には緑色の気温は向こう側が 街宣車を芝が生えそろって赤茶けたタータン 今日も別の部員も黄色い 新しいスペースがピンク色の選挙は玉が転がっていたり手にしようとストレッチ体操をする水のその向こうには最近できたばかりの蜃気楼のようにぼやけて 中華料理店の今はいくつかの砲丸の看板がかかって 車が白波の流れる僕は蛇口が見え 通ったということに大変上昇し 風景を見て手にしようと間近に吸い込んでボディを
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