少女無人/ヨルノテガム
 

少女の夢か希望か寝言のようでそうでもない
眠った少女の言葉はゆっくり繋がり始める

(虹月帽子曜日
(アメンボアカイナ空港で待つ
(紅いカバン、白いハット、アイスクリームを食べている目印
(その少女を連れて 
(南の島へ行くがよい

そんな不思議な日々は本当に来るだろうか と
男の無言は眠りだす
返事もないのに少女は喋る

(アタシでないだれかが その島で遊ぶ
(踊る 楽しそうに踊る
(食べる 大いに食べる
(アタシでないだれかは
(幸せそうに そのまま亡くなる


しばらくして

「やっぱり そのまま亡くなる のヤメ!」

を手を上げて宣誓して 少女は起き上がる

















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