これはもうつみにひとしいの/あぐり
くるくるとないている
あなたの腕のやらかさに、思い出しては歯をたて
感情的なももいろの水をじわりと染ませてみるのが
ぼく、どうにもすきみたい(あいしてる。。)
からかわれなくなった眼の色/血管/手の小ささ
ぜんぶいまでは愛情の標的だ
季節の空が落ち着くのは
夕陽に流されてすいこまれる薄い雲のせい
あんなにも見られなかった赤い影が
いまじゃほんとにきれいだなっておもうの
ぼくはあなたの細胞ぜんぶ
ひとつひとつに名前をつけてさ
並べ立ててみたい、よ
ひとつひとつに理由を見つけて
これがぼくの体温をひとなみにしてるんだって(もしかしたら微熱
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