卵は/
人 さわこ
たわし二十歳 竹ざおの思い出をどうにかして
夜になると また青くて白い森の少女の姿 わたしたち
これから先もずっとエンドレス円 重い肩にはのしかかる
涙のあとの肌ざわ
りがいいときにかぎって
高い枕 汚い衝動
いつのまにか 角度がかわった
星が降った夜には聞こえる
つま先 えりあし もみあげ 卵は
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