雑詠8句/アハウ
 
広葉樹に秋陽 輝き濡れている


世 離れて 遠くから持って帰る


空想に空想 重ねる秋日和


富士山の裾 色めき撫で肩だ


富士おんな山なれば火口に欲情す


己の運命 切り開く さだめ


日々 死にゆく準備している読書す


海牛は全身 絞り出し息してる

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