残し/高島津諦
 
君の全て覚えておくことできないし忘れることもできないでいる



塩味を残して流れていきました川辺の歌も二人の笑顔も



二十歳すぎ自分の体の年齢に心の歳が取り残されてる



僕のこと残してみんな帰っててそれからずっと帰れずにいる



何一つ残さずカッパーフィールドのように消えたい拍手もいらない



三塁に残ったランナーみたいです別れた二人の子供の私
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