日本で黙って/番田
誰もいない
教えを求めるとき 僕は
空のどこかになくなった思いへと立ち
でも遠く 僕の 海の中から震えている
人や君のことに
外に閉じこもっていくときに だけど
僕の骨も溶かされていくだろう
そんな気のする 僕は廊下を消えた外の果て
落書きを
白くしていく脇の目で
荷物置き場から遠いところにある公園で
未来を 楽しみを 淀む緑に踊っていた
草を手の中に見て
ニューヨークの空へと 散らばっていった
漂白された匂いを
この国として 僕の心の内に秘め
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