マングース狩り/がらんどう
に浮き上がらねばならなかった。
「私は今自宅でこの文章を書いている。今日で夏休みも終わりである。明日にはこの文章を六年三組担任の今井先生に提出しなければならない。タイトルは『夏休みの思い出』。宿題である」
ハヌシがそう返してくるとは思わなかった。私は全身からありったけの電気を放つと温泉まんじゅうの上にチョークでじょうずに屏風の絵を描いて坊主が手淫した。鈴木志朗康が手淫した主婦と姦淫するなかれと汝は図書館の便所の個室のドアの一番下の落書きしてあるのところよと考えたが、ハヌシの面目を失わせてはいけないと口をつぐんだ。
「アメリカ大陸にインド人はいない。それだけのことだ。それ以外に意味はない」
「蛇を、蛇を、蛇を食ってます! 見てください! 食ってますよ!」
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