解き放つ、石を/番田 
 
考えている空の縁が
目につくから
修行僧のようだ 奇妙な
そこの

そうだ、
正しさだけが
知らないけれど やけに
中国を生きることにロシアなのかもしれない
忘れて瞑想で死んでいくのは 自分自身だと、大丈夫だと

それを言いながら 死は
疲れている塊のようになり
鳥や虫の 下敷きを
ぼんやりと手にして 体に
考えていた 微妙なのか
鳴き声を 手を

無数の傷があり
空前絶後の人には解き放つ 
マハラドーシャという呪文を唱える
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