愛と真実(1)/生田 稔
 
をその方に伝えたが、納得はされなかった。
常識ではその親戚の方の考えは正しいとされるだろう。
 でもそれはあくまで常識としてである。宗教は常識で割切れはしまい。古来常識が通った例はほとんどない。物事は常識外れなものである。数学が人生には役に立つようで決して役立たない。
 我々の宗教の輸血拒否も一時新聞をにぎわせたトピックであった。「エホバの証人の悲劇」という本の物語る私たちに関する見方、そして真実は、確かに問題提起をしており、一応に価値がある。「戸塚ヨットスクール」も悪いと言って新聞に取り上げられた。この組織もエホバの証人と同じ危険をはらんでいる.でもとても良いものは世界を探しても到底見つか
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