愛と真実(1)/生田 稔
つまを合わせようとしている。そのための一人の主人公中本姉妹が選ばれている。
姉妹の信仰の戦いは私たち夫婦の結びつきとともに始まった。私と妻はささやかな小さな教会の部屋で数人の人々の集まる中で、結婚式によって結ばれた。中本姉妹は服装の仕事が本業なので、妻の衣装を手伝ってくださった。だが中本姉妹と同じように私たちも信仰の戦いをこれから始めなければならなかった。
わしたちには健康で幸福な生活を営む権利がある。そのためにはこうして書くことや主張を述べる権利もある。この文章を書き続けることは、なかなか困難なことである。事実とは複雑な面を持つ、何を中心に述べるかはかなりの工夫の必要がある。
私たち
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