明日へつづく/蝶澤
淋しくなる
楽しくなる
面倒になる
病み付きになる
誰かが笑って、誰かが泣く
色が溢れ、言葉が溢れ
物が余る
小さな出来事は忘れていった
何度も塗り重ねる油絵みたいに
消えてはいない
単色な友人と途絶えていく
ビンに入った虹色の飴に手を伸ばす
なんとなく
混ざってにじみ続く空
走る人は風の中
やさしい自然に飽きる事はない
傷ついていった
馴染んでいった
誰かが死んで、誰かが生まれ
今 生きてる
雨で潤って
太陽で温まって
雲で空想して
月で唄う
数え切れぬ星が流れて
・・・明日を探す
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