すれ違い/フクスケ
 
予定調和のような
すれ違い
なつかしい面影を
背に感じながら
たぶん二度とない
偶然に戸惑い
それでも
秋の雲が
遠ざかるように
見えなくなるまで
ずっと
振り向かせないで


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