声を、抱きしめたい/
番田
私は抱き留めているのだ
それをここに
手にする ひとつではない言葉
手にすることの 光の中で
そして一筋のように
そしてそれは
いない子は 私は
抱くように迷い子のようにされた
喜びのない人にされ
だけど悲しみの子のように
私にも親のいる メモがあるだろうか
あるのだろうと
私の 親の声など
私はないようだ どこにもなくなった
少ないそれを
私の言葉だ 君のだけどここに
夜とは私の
消えない言葉が書く手だ
そして人が 聞き分けるように
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