蟹探索をした/番田 
 
潮が寄せていく
赤いハサミを海の中に
砂の白さをした瞬きに潜っていった蟹が
骨を波の砂浜で満ちてくれば

じっと通っていった 身をかがめた
下を動き 様子を プランクトンは
そこにわき上がらない ワカメは見つめたけれど
潮の方向をいつも立っていたのだ

それを持たない 心臓を知っていた僕は
そこいらじゅうには隠すから イソメのような生き物だから
眺めていく この風見鶏のように座っていた
その体に空かせては お腹をだけど
通じ合えるのがわかった
いくつものミミズが埋まっているのかもしれないのだ 地中に
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