秋風/
ミツバチ
過ぎていくだけの
愚かな日々
憂うだけの感情で
私は何を
掴むというの
求める人の温もりが
私の心を刺す
俯いた背中に
涙した心は
不器用故に
素直になれず
自分を押し殺した私を
馬鹿だと責め続けた
生きるという事は
難しいことですか?
そう秋風に問えば
もがきなさい
と冷たい笑みを浮かべて
私の明日を吹いていった
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