詩を書いてそこへと/番田
月はこんなにも暗やんでいるのだが
僕はなぜ今日も眠りに落ちていくのだ
腰掛けるとき 眠りの深淵だった
ここに何にもしていないみたいにぼんやりと心地いいのだ
帽子を散らばる僕は出してあった
朝の言葉の中から夜の中に 身を託していた
そこから 車の中に風の中に
言葉を取ろう
身を細めていた ひとつのキーは 体の外へ
じっといつまでもそこに失ったみたいだ 出て行くようにしていた
くだらない言葉に 身をそこで
細めているようだった 僕は夢見なかった
ぼんやりと ここではない国に 出ていくことを
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