黄色いストローハットのもとで/唐草フウ
 
黄色くてでかいストローハットを
ふたりでひとつかぶって
お話しをしよう
ほら今は青空だって見てない
ひまわりだって のぞきこまない

僕たちはわかすぎるから
明日までの宿題も
占いとかわらない
ほとんどを勘でやり過ごす
きみだってそうだろう?



まつりもおわってしまったし
新聞だってなあなあに事件をやりすごす
だけどこの位置にいる
目深にかぶったストローハットのなかで
気をつけることは何もない
午後のけだるい、という時に
ふたりは何も見えないようにして
まどろんで
眠っていれば
許しがたいことのひとつ
まつ毛から出ていく気がして

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