悦楽と商売/番田 
 

夏休みがはじまったときの
希望に 量のあるラーメンを
入れられていた ぼくも
商いに ぼくの

儚い魂を終わらせたい
声を出して行きたい
窓の光へ
ポップソングを 欲に
すりつぶされていく



深みのある通りを行くと
監禁状態だった
あぜ道を
ぼくは進んでいく
いつも 声を出し 応じることにした
ひとつひとつが ちいさな気持ちになっていく

校舎の内側では
次の予定がはじまり
未定だったゲームも発売になって いま

密漁を企てる顔たちに手を引かれ
溶液の 希なるものでトリップした
寂しさに

季節の日差しと
接するから
列の中に
人をいさせておくと
勝てるまでもなく

心の寂しさを
つながっていたみたいに
テレパシーで
聴いていた

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