悦楽と商売/番田
夏休みがはじまったときの
希望に 量のあるラーメンを
入れられていた ぼくも
商いに ぼくの
儚い魂を終わらせたい
声を出して行きたい
窓の光へ
ポップソングを 欲に
すりつぶされていく
*
深みのある通りを行くと
監禁状態だった
あぜ道を
ぼくは進んでいく
いつも 声を出し 応じることにした
ひとつひとつが ちいさな気持ちになっていく
校舎の内側では
次の予定がはじまり
未定だったゲームも発売になって いま
密漁を企てる顔たちに手を引かれ
溶液の 希なるものでトリップした
寂しさに
季節の日差しと
接するから
列の中に
人をいさせておくと
勝てるまでもなく
心の寂しさを
つながっていたみたいに
テレパシーで
聴いていた
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